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福岡の地酒・焼酎
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福岡の酒 基礎知識

福岡の本格焼酎

約500年の歴史を誇る福岡の焼酎

約500年の歴史を誇る福岡の焼酎

福岡の焼酎の歴史は約500年前の江戸時代の粕取(かすとり)焼酎に始まると言われています。古式粕取焼酎の製法は、水を加えて再発酵させた酒粕に籾殻を混ぜてセイロで蒸すというもので、中国や朝鮮での蒸留法の影響が色濃いため、博多焼酎の伝来は朝鮮半島経由の北回りルートであった可能性が高いと考えられ、東南アジア~琉球経由である南九州の焼酎とはルーツが異なるものです。

焼酎本来の美味しさを追求

焼酎本来の美味しさを追求

このように江戸時代の粕取焼酎から始まった福岡の焼酎造り。戦中戦後の食糧不足に加え進駐軍の米統制も加わった1940年代後半は酒づくりにとっても過酷な時代でした。食べる米さえないのですから、日本酒の生産はわずか、原料の酒粕も当然手に入りません。そこで福岡の蔵元は、とうもろこし・こうりゃんといった雑穀さらには芋・麦・米粉などで焼酎造りに挑戦を繰り返しました。愛飲家の願いに応えたいと取り組んだこの試行錯誤の数々が、多様なバリエーションを誇る福岡の焼酎の現在へと繋がっています。戦後、日本の復興も進み、良質な原料の供給が安定するにつれ、福岡では米と麦による焼酎造りが主流になりました。戦後三十年の試行錯誤の中から、まず米焼酎が日本酒文化圏である地元の嗜好にマッチして人気となります。そして1970年代、さっぱりとした味わいが特徴の麦焼酎が飲みやすい焼酎の代名詞として全国的に人気となり、福岡でも麦本来の美味しさを引き立てるために、大麦麹の製造にいち早く着手、1975年に麦100%の麦焼酎を完成させました。時を同じくして山陽新幹線が開通した際、福岡県観光協会から県特産観光土産品に指定され、「博多焼酎」という愛称が生まれたのです。

麦の名産地が生み出す新しいチカラ

麦の名産地が生み出す新しいチカラ

麦焼酎の原料となる麦の生産が全国第3位の福岡県。そんな麦の名産地が生み出すチカラに後押しされるように、県産麦を使った多種多様な味わいの麦焼酎が数多く造られています。原料の選択は言うに及ばず、麹菌や酵母菌、蒸留法の改良、素焼きのかめや樫樽を使った長期熟成など、各蔵の創意工夫や熱い想いが先進的な麦焼酎造りをリードしているのです。そして最近では、博多麦焼酎を炭酸水で割った「博多麦ハイボール」が大人気!「日進月歩で進化しながら、どんな可能性にも挑戦する」それが博多焼酎の大きな魅力なのです。

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