お酒と新境地をひらく!黒田りささん
外飲みが教えてくれた、新しいお酒と出会い
テレビ番組やラジオを中心に活躍するマルチタレント、黒田りささん。自身のSNSで出身地・久留米の魅力を投稿し続けていたことが功を奏し、くるめふるさと大使に就任。また、グルメやお酒が好きなキャラクターが見込まれ、現在は久留米焼きとり文化振興会の「久留米焼きとりアンバサダー」としても活動しているとのこと。
「旅が好きですね。東南アジアが多くて、昨年の休暇中はスリランカに行きました。知らない土地で、そこでしか味わえないことと出会いたい。この間は島根に行って日本酒のペアリングを味わってきましたよ。お酒を通して、新しい景色をもっと知りたいですね。」
聞けばお酒はノージャンルだという黒田さん。料理や気分によってお酒を変える外飲み派で、新商品や限定酒など新しいものに目がないと言います。「以前は自家製のリキュールが揃うバーで働いていたこともあるんですよ。その時自分なりに研究した美味しい飲み方があります。」
お店で出会うお酒や人が、自分の世界を広げてくれたと話す彼女。居酒屋で初対面の人と気がつけば酒談義に明け暮れていたなんてこともよくあるのだとか。「初めましての人とお話できるのが楽しくてレポーターを始めたんですよ。お酒を飲みながらだと本音が出やすいのでいいですよね。」
お酒は甘ったるくないものが好きだという黒田さん。自分の主張をしっかり持ったクセのある一杯も好きな彼女が選んだのは、作り手の顔や土地の景色が浮かぶお酒でした。
「「杜の蔵」の『一の矢』は、ガス感や火入れなしのフレッシュさ、限定感、甘い香りなど私の“好き”が全部詰まった一杯。
「杜の蔵」に併設する母屋の一部を改装した「杜の離れ」という店舗がすごく良くて。酒蔵びらきの時、日本庭園の泳ぐ鯉たちを眺めながら飲んだ新酒が美味しかったな〜。そこにしかない搾りたてのお酒もまた格別なんです。」
毎年酒蔵びらきは必ずチェックする黒田さん。「池亀酒造」の『黒兜』も、酒蔵びらきで初めて出会い感動したお酒なのだとか。
「これは日本酒の概念を覆す味わい。焼酎の麹を使っていて、酸味も発酵感もあり刻一刻と味が変わる感じで料理を味わうような感覚が新鮮です。ごく薄い山吹色も素敵で、華やかな香りが生の果実みたいに芳醇。」
そして最近は日本酒の「ジャケ買い」にもハマっているそうで、名前とデザインのかっこよさが気に入っている「白糸酒造」の『65|13』をセレクト。
「ツンとする香りが一切ない、本当に丸い優しい味で体に染み渡るお酒。低アルコールで日本酒が苦手な友達とも一緒に飲めるのもいいところ。どんな料理にも合うから日常用はこれですね。」
また、作り手のあくなき探究心にいつも感動しきりだと語るのは「篠崎」の『朝倉』。
「一度テレビ番組で甘酒の取材に行ってから、「篠崎」は知れば知るほど面白くて。ウイスキー的なリキュールやジン、ワインやチェッロ(※)まで作るすごいところで、最近オープンした朝倉の自然豊かな場所にある蒸溜所もいいですよ。ハンドフィルボトルの体験もあって、世界で一つだけの一本がつくれます。」
(※)イタリアのリキュールで、日本でいうところの梅酒のような、家庭的に造られる伝統的なお酒
最後は『朝倉』のハイボールの飲み方も教えてくれました。「氷でグラスを冷やす。リキュールを入れたら1回混ぜる。炭酸を加えマドラーで混ぜた後、仕上げに追いリキュールを浮かべて完成! かなり濃いけど、森林浴みたいな、ウッディな香りが立っていいんです。」
お酒の「本場」である酒蔵で、その土地の空気感とともに味わうのが好みの黒田さんが選んだ酒好きも唸るお酒がこちら。
杜の蔵
採れたて純米
一の矢
720ml、アルコール度数15
杜の蔵がつくる日本酒は、米・米麴と水を原料とした純米づくりのお酒のみ。12月~3月頃限定のこちらは、搾るときに最初に採れる“うすにごり” の生酒です。微発泡で青リンゴのような香りと搾りたてのフレッシュさ、まろやかな旨みが特徴。
黒兜 純米吟醸
720ml、アルコール度数15
秘伝の麹づくりをもとに試⾏錯誤を重ね、焼酎の⿊麹で仕込んだという全国的にも珍しい純⽶吟醸酒。ろ過をせずに旨みを残し、搾ってすぐに瓶詰めしたこだわりの逸品。フルーティーな香りととろりとした⼝当たりが秀逸。
65|13
720ml、アルコール度数13
地元の米で酒を醸し、昔ながらのハネ木搾りという上槽法でやさしく搾る白糸酒造。その名の通り65%精米・13度原酒のこちらは、しっかりと旨みがあるのに軽快。食事との相性も◎。いつまで飲んでも飽きのこない、飲みやすいライトな仕上がりです。
朝倉
500ml、アルコール度数40
約100年前にアメリカで麹を使⽤してウイスキー製造を試みた偉⼈「⾼峰譲吉博⼠」に着想を得たお酒。⼤⻨を原料に麹を⽤いて焼酎を製造し、アメリカンホワイトオーク樽で最低でも8年間熟成。熟成がもたらすまろやかな口当たりと馥郁(ふくいく)とした甘い香りが魅力。